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ビール/四方山話 ドイツ人は日本のビールが好きですか??

異常気象で暑すぎた今年の夏も終わり、いよいよ待望の「天高く馬肥ゆる秋」の到来でございます!!
何を食べても美味しく感じるこの季節、ちょっと油断すると食べ過ぎ〜なんてことが起きるのもこの季節です。
私たちのカラダは実に不思議で、過ごしやすくなった途端に、体調を崩しやすくなるので、いくら美味しいと言っても「暴飲暴食」は要注意ですね。

さてみなさん、突然ですが、『ビールの本場』と聞かれて思い浮かべるのは、やっぱりドイツですよね。
『ドイツと言えばビール、ビールと言えばドイツ・・・』みたいに、ドイツ人が大好きな飲料といえば『ビール』を思い浮かべるかと思いますが、みなさんはいかがでしょうか??
ビールの本場ドイツでは、毎年この季節には「オクトーバーフェスト」と言う世界最大級の『ビール祭り』が開催されます。
このお祭りは1810年、当時のバイエルン国王の結婚式を祝ったのがはじまりとかで、今でも毎年10月の第一日曜日を最終日としてなんと16日間も開催されています。
街中が『ビール』一色で彩られる、その景色は圧巻!!!
大きな観覧車が突然、街の通りに出没したり、メリーゴーランドが通りの真ん中で回りだしたり、メイン会場のテレージェンヴィーゼ(Theresienwiese)広場には、一度に5〜6,000人は収容できる大型テントのビヤハウスが、ビールメーカーごとに建ち並び、その中では、昼夜を問わずにぎやかなバイエルンの民族音楽が演奏されたりと、この時期になると、大人も子どもも、連日の盛大なイベントのとりこになってしまいます。
また、毎年この頃には、待望の新種の樽出しビールが発売され、伝統的で由緒ある『ビール祭り』には、毎年世界中から集まる600万人以上に達する観光客でごった返します。
当然、その中には日本からも、たくさんの来訪者がいるのは言うまでもありません。

さて、さて、前置きはこれくらいにして、今回の四方山話ですが、日本の人たちがドイツビールを好きと言うなら、逆にドイツの人たちは日本のビールの味をどう思っているでしょうか?
そこで、実際に日本のビールを飲んだことのあるドイツ人にその感想を聞いてみましたというおもしろい記事を見つけました。
今月は、子どもたちにはちょっと申し訳ないのですが、「めーるきっず」通信は、『ビール』のおもしろ四方山話でお楽しみくださぁ〜い。

まず最初に、親日家で20年以上に渡って日本と関わってきたドイツ人の話しからご紹介します。

「日本に移住したとき、一番違和感がなかったのは実は日本のビールの味でした。『サッポロビール』の自動販売機には当時、縞模様のマークが付いていて、その色が"黒・赤・金"(ドイツの国旗の色使い・一節によるとドイツ国旗は(黒ビール(黒)とソーセージ(赤)とジャガイモ(黄色)を意味する。)だったので余計に親しみを感じたのもよく覚えています。日本では、明治時代にドイツからビールの醸造法を学んだからと言うことなので、故郷を思い出しながら、違和感無く日本のビールを楽しみました。それに比べて、アメリカに渡ってビールを飲んだとき、アメリカのビールは"洗い水"みたいで、味も薄くてビールではない感じ・・・としか思えなかったと記憶しています。」
なるほど、〜と言うことは、日本のビールの味は、限りなくドイツビールに近いってことになりますね。

またさらに、ビール通だからこそのご意見も・・・!!
「『アサヒスーパードライ』を87年の発売から今日まで、日本に行くたびに好んで飲んでいます。ただ正直、日本に住んでいたとき、日本のビールの値段がドイツよりも5〜6倍も高かったのが不満でした。ここ25年間で約2.5倍に縮んだが、それでもまだ日本のビールの値段はドイツから見れば高すぎると思いますよ!」
そうそう・・・、そうなんです!!
ちなみにドイツでは平均で2.5〜3ユーロですから、500mlで350円くらいでしょうか。
ミネラルウオーターと比較しても、ほとんど値段的には変わらず安いというのが事実です。
要するに安価であることも、ビール愛好家にとってはうれしいことなんですね。

ここで少し余談ですが、今では日本にも、たくさんの種類のノンアルコールビールの銘柄ができましたが、ドイツには古くから、「Malz Bier/マルツビール」と言う黒ビールがあります。
これは特に、授乳中のお母さんが飲まれるとおっぱいがよく出るようになるといういわく付きのビールです。
ちなみにこのビールは子どもが飲めるビールなのでぇ〜す!
健康にはちょっとうるさいドイツならではの銘柄です。
さすがにビール大国のドイツですね。
また、日本流で言うところの『地ビール』の銘柄を数えはじめると気絶しそうになるのも確かで、その数はざっと5,000種類で、ドイツ国内には1,274ヵ所にも及ぶ、ビール醸造所があると言うことです。

ドイツのビール醸造技術は、1516年にバイエルン候ヴィルヘルム4世によって公布された「ビール純粋令」によって、技術は守り継がれ、現代も作り続けられているというのです。
このように、ドイツのビール醸造の歴史をひもといていくと、まだまだたくさんの感動や不思議があるかもです。
ところで、連続16日間も続く、「オクトーバーフェス」の入り口には、「いつかは誰もが死ぬ、だから、ビールを飲まないで死ぬのはもったいない!」と書かれているそうで、さすがにこれも、ドイツのビール『哲学』ですね〜?!

このほかにも、日本のビールを飲んだことのあるドイツ人の声を集めてみた資料がありますので、ご紹介します。
・サッポロビールが一番好き。頭痛になったことがない!
・アサヒスーパードライが一番だと思う。
・日本で一番エリートのビールはやっぱりエビス
・エビスのビアミュージアムに行ったら、日本の白ビールが飲めるけど、これはあまり気に入らなかった。
・『アサヒスーパードライ-ドライブラック-』は好きではないが、サッポロの『麦とホップ黒』はほとんど普通のビールと同じ味。ただし、ドイツ本場の黒ビールには両方とも敵わないだろう。
・『サッポロクラシック』は圧倒的に一番美味しくて優れている。

人によって好みの違いがはっきり出ていますが、ドイツ人の多くは日本のビールを評価しているのがわかります。

「それではドイツ人にもっと日本のビールを飲んでもらおう!!」と大声で叫びたいところなのですが、残念ながら日本同様にドイツでもビールの消費量は近年、少し右肩下がりが現状のようです。

その主な理由として、
・ビールは古臭い
・おっさん達の飲み物
・太る、ビール腹になる
・お腹いっぱいになる
・度数が低過ぎて、アルコールの「キック」をあまり(速く)感じない
・お洒落じゃない
など若者たちの間ではさまざまな理由が挙げられ、最近はミックスドリンク(ビールとソフトドリンクを混ぜた飲料)の消費量がかなり増えているとのことです。

ドイツのビールも日本のビールも両方とも美味しいのに、両国内で消費が振るわないのは、健康志向や、交通規則などの社会ルールからも、アルコールそのものへの興味が変わってきていることも大きく影響しているようです。

いかがでしたでしょうか?? ちなみに私、ビール会社から別段、頼まれたわけではありませんが、『ビール/四方山話』は、お楽しみ頂けましたでしょうか??

残念ながら、今年の『オクトーバー・フェス』は、終了してしまいましたが、いつかまたミュンヘンへ飛んで行きたい気分の私、今夜はドイツビールと日本のビールで乾杯することにいたします。

『Prosit !!』(プロスト!!)

それでは、みなさまも、ゆ〜〜っくりと『美味しい秋』をお楽しみくださいませ〜♪♪

たちのゆみこ