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ラーメン「世界食」になる?!ー国境を越えたもうひとつの「国民食」ー

かつて日本食の中でも、お寿司が人類の食欲を虜にしたように、いま、またもうひとつの国民食であるラーメンが、「世界食」へと出世しそうな勢いなのです!!
〜と言う、ちょっとびっくりな記事を見つけました。

今回の「めーるきっず通信」では、このびっくり情報を元に、みなさまに、美味しい「世界食」のお話をお届けしたいと思います。

さて、「ラーメン」が2000年代後半から、欧米や東南アジアのいたるところで、行列覚悟のブームなっているのをご存知ですか??
「人目がなければ、ズルズル麺をすすりたい〜!!」と、誰もが思っているかも知れない・・・と書かれていたのは、朝日新聞の土曜日版「be report」のページでした。

記事の中では、近年のラーメン事情が、いろいろと紹介されています。たとえば、東京の高円寺で2012年に開業した「ラーメン BiaBia(ビアビア)」の店主になったイラン人のマスウド・二コナムさんのお話。
マスウドさんは、「ラーメン侍」の心意気で、究極の麺、至高のスープ、極上の具の三位一体を日夜探求しているのですが、そもそも、マスウドさんが初めて来日したのは1991年。
神奈川のプレス工場で働き始めから3年目、JR川崎駅構内で立ち食いそば屋で人生初のラーメンを、見よう見まねですすったとき、我を忘れるほどの感動に酔いしれたそうなのです。
そのときの彼は、「東京風のしょうゆラーメンだったけど、あの美味しさは、いまだに言葉にできない。あのとき続けさまに3杯を完食した。」と、はじめてのラーメンとの出会いを語っています。

その後、縁あって日本女性と結婚したマスウドさんは、約10年近くも修業に励み、「ラーメンのない人生は寂しすぎる」と思いつめ、自力で店を持とうと一念発起し、ペルシャ語で「ようこそ」を意味する「BiaBia」の開店にこぎ着けたのです。
「BiaBia」のお薦めは、イラン料理に欠かせないゼレシュクという酸っぱいベリーの実がトッピングされているというハイブリットなラーメンです。

もう一人は、ニューヨーク出身で、2007年から世田谷で「アイバンラーメン」を営むアイバン・オーキンさんです。
高級フレンチ シェフ経験のあるアイバンさんは、自己流でオリジナルラーメンを仕上げたことで有名ですが、彼自身は、スープの仕込みや製麺の基礎は日本の、「ラーメン学校」で学んだそうです。

日本各地にある「ラーメン学校」にはいま、外国人が毎月、遠路はるばるやってくるそうで、ラーメンのグローバル化は、もはや失速することはないと、うどん王国、香川県の宇多津町の大和製麺所の藤井社長は「ラーメンには麺、スープ、トッピング、盛りつけなど競争変数、つまり差別化する要因がいくつもある。海外でも『ご当地ラーメン』のように細分化したアレンジがしやすいのが魅力です。」と、ラーメンの未来を確信しています。

米国では、2008年からすでに、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコが3大ラーメン激戦区となっていて、その影響でしょうか、現在、「ラーメン学校」が、米国でも開校する勢いなのです。

さてここで、きっとみなさんもびっくりされるだろう、もうひとつの「ラーメン」秘話をご紹介したいと思います。
それはなんと2005年の夏、インスタントラーメンは、日本を越えて、またさらに、地球の境界さえも越えて、宇宙へと大きな一歩を踏み出していたと言うのですが、みなさんは、このお話をご存知でしたか??

「スペース・ラム」という名称で、日本宇宙航空研究開発機構と、日本の食品会社が共同開発したもので、無重力空間でも、麺とスープが宇宙船の中に飛び散らないように研究が重ねられた結果、麺は毛糸玉のように一口大の固まりに丸められ、スープもこぼれないようにと、通常よりもとろっとしているなどの工夫がされた「宇宙ラーメン」が開発されたのです。

そしてついに、「スペース・ラム」は、2005年7月26日、NASAのスペースシャトル、ディスカバリー号で日本人宇宙飛行士の野口聡一氏ともに宇宙へ行くこととなったのです。
任務を終えて地球に戻った野口さんは、帰国後の第一声で、「飛行中、ミッションに関係したさまざまな仕事に伴う極度のストレスと緊張の合間に、昔からの好物のラーメンを食べられたことは、精神的に大変重要でした。」と、宇宙で食べたラーメンの味を語っていました。
またさらにこのとき、「ラーメン」を宇宙船内のほかの乗組員とも分かち合ったところ、クルー全員が大喜びだったそうなのです。

この瞬間に、「ラーメン」は日本の国民食を越え、もはや真の世界的、さらには宇宙的な食べ物になったといえるのかもしれません。

いまなお、「ラーメン」が国民食から世界食へと成り上がる革命が起きているその根底には、「和食」の神髄であるだしの「うまみ」賛美もあるだろうと推測されますが、このラーメン革命は、国境を越え、地の果てからも麺をずるずるとすする音が響きわたるときがやってくるだろうという何とも愉快な試みなのです。

2004年ードイツ/フランクフルト ラーメン店「夢谷(YUMEYA)」開業→ランチタイムは連日ドイツのビジネスマンでごったがえす!

2013年8月ー新横浜ラーメン博物館に突如、詰めかけたタイの僧侶の団体→来客数は年間10万人突破で、いまでは5人に1人がタイ人!

2014年1月ークールジャパン戦略の「パリ・ラーメンウィークズズット」→ラーメン職人が創作ラーメンを振る舞い連日長蛇の列ができる!

この他、日本のラーメン激戦区の東京には、ロサンゼルスで大ブレークした、全米初のつけ麺専門店『IKEMEN HOLLYWOOD(イケメンハリウッド)』 が、3年前からは日本に逆輸入されています。
また、熊本発祥の「味千ラーメン」は、さかのぼること1994年に、台湾、翌年には北京に出店し、いまでは中国だけで約600店、世界12カ国・地域に展開する巨大ラーメンチェーンへと成長を遂げています。

「ラーメン」が世界を駆け巡る・・・ではありませんが、世界規模での食革命が、確実に世界のいたるところを巻き込んで起こっているのは間違いないようです。

それではみなさま、今後、ますますグローバル化する「ラーメン」革命の行方を、これからも、ご一緒に楽しむことにいたしましょう〜♪

では、いっただきまぁ〜〜〜す!!

たちのゆみこ