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近代・子育て事情〜「生活力」が求められてるときだからこそ〜

9月、まだまだ残暑の厳しい毎日ですが、長〜〜〜い夏休みを乗り切って新学期に突入した子どもたちは、この暑さの中でも連日ハードな運動会の練習に汗だくのようです。

そんな毎日の「学校」から帰宅してからも、また、お稽古ごとに走る(走らされている?)子どもたちの暮らし振りを見ていると、もう少しゆっくりでもいいのに〜と、ちょっと心配する私です。

子どもたちから「生活力」が消えている・・・と、心配する声も高まる中で、ちょっとユニークなリサーチを見つけました。
「生活力」の衰えに関しては、日本だけに限らず、近代社会、特に先進国では、大小の違いはあっても子どもたちの未来を憂う特有な心配事のようです。

では、早速、リサーチコンサルタントのデイヴィッド・ロウリー氏が「好かれる子になるために9歳までに習得すべき25のマナー」を紹介しているのでご覧ください。

子どもは、本来、自由な生き物です。
「あのおばちゃんのお尻、大きいね!」などと大声で言ってみたり、人前で鼻をほじくったりと、多くの場合、何がマナーに反するか、単に知らないだけで子ども自身に悪気はないのです。
だからこそ、そのつど大人が導いてあげればよいのだが、どこまでしつけるべきかと、悩むことがあるかも知れないのも現実でしょう。
そこで、以下に記したのが「好かれる子になるために9歳までに習得すべき25のマナー」です。

★子どもが好かれるマナー語録★
1. 何か頼む時は「お願いします」
2. 何かもらったら「ありがとう」
3. よほど大事な用でない限り大人の会話を邪魔しない。
4. 会話に割って入る時は一言謝る。
5. よく分からないことは勝手にやらず大人に聞く。
6. あれが嫌だこれが嫌だと言わない。
7. 誉め言葉以外に他人の外見についてコメントしない。
8. 元気?と聞かれたら、答えた後に相手にも聞き返す。
9. 友達の家に遊びに行ったら、その子の親にお礼を言う。
10. ドアを開ける前にノックする。
11. 電話をかけたらまず名乗る。
12. 感謝の気持ちを忘れない。できればメールより手書きの感謝状を。
13. 乱暴な言葉遣いをしない。
14. 人の悪口を言わない。
15. いかなる理由でも人をバカにしない。
16. 劇や人の話がつまらなくても興味のあるフリをし、静かにする。
17. 人にぶつかったらすぐに謝る。
18. 咳・くしゃみをする時は口に手をあて、人前で鼻をほじらない。
19. 自分がドアを開けた時に他の人が通ろうとしたら、手をドアに置いて閉まらないようにする。
20. 親や先生、近所の人の手伝いを進んでやる。
21. 頼みごとは快く引き受ける。
22. 手伝ってもらったらきちんとお礼を言う。
23. 食事のマナーは大人に聞いたり真似をしたりして、ナイフやフォークを正しく使う。
24. 食事の際は膝の上にナプキンを乗せ、口元が汚れたらぬぐう。
25. 食卓などで遠くにあるものには手を伸ばさず、取ってもらうよう頼む。

以上25のマナーを押さえれば「大人に好かれる礼儀正しい子」が出来上がる、というわけですが・・・。
もちろん、暮らしの背景(文化)が違うために、価値観も一様ではありませんが、みなさま、いかがでしょう?
確かにここまでできれば、親も恥をかくことはないでしょうが、もしも、実際に自分の目の前にこんな子どもがいたら気持ちが悪い気もするのですが・・・。

「生活力」のあるなしの判断が、いかに難しいかということにもなりますね。
子どもは、誰でも大人に好かれるために生きているわけではないのだし、大人の顔色を伺わずのびのび育つのが、子どもらしいようにようにも思えるから、この判断は、実に難しいです。
多少礼儀を欠いていても、子どもが優しく元気であれば十分、などと思うのは甘いのでしょうか?

それにしてもこの25項目、よくよく読み返してみると、子どもたちよりも大人の私たちでさえ、日常のたしなみとしての「生活力」=マナーを、身につけている人が少なくなっていることの方が気になります。
人との関係が希薄になり、コミュニケーションに苦慮する大人も増大しています。
いつの頃からか、何でもが簡単で便利になり、その生活に慣れきった私たちは、立ち止まったり、考えたり、試してみたり、工夫したりの暮らしをすっかり忘れてしまったのかも知れません。

「暮らしの進化」に感謝しながらも、「暮らしの知恵」が生まれにくくなっている現状を、もう一回、見直してみる必要があるのかも知れません。

自然災害・原発・食料危機・・・。

「生活力」が問われているのは、子どもたちだけの課題だけでは、どうもなさそうですが、みなさまはどのようにお感じでしょうか?

たちのゆみこ