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〜今さらながら「エコ」のお話〜 地球とつながる魔法って知ってますか?

連日のゲリラ豪雨に見舞われた今年の梅雨が去り、一気に猛暑日に突入した気まぐれなお天気に、早くもため息をついてる私です。
「夏ってこんなに暑かったかなぁ〜?!」と、自分の体力の衰えにも愕然とするのですが、今年のみなさんの夏対策はいかがでしょうか?

年々、気象状況の変動に振り回されている観もありますが、のど元過ぎれば・・・で、毎年その時にならならいと、大変さをすっかり忘れてるのも現状で困ったものです。

さて、そこで今回は、今さらながらの「エコ」のお話をお届けしようと思います。
そう言えば、「地球がパンクしそう・・・!」と言われはじめてから、もうどれくらいの年月が過ぎたでしょうか。

地球上の1人ひとりが、どれくらいの危機感を持って、日常の暮らしと向かっているかですが、正直なところ、生活から出てくるゴミの分別をするくらいしか考えつかない私です。
都会で暮らしていると、ついつい便利さ優先で何でも簡単に手に入れられるため、「もったいない、もったいない」と思いながらも、よほどのこだわりがなければ、再生までして使い切ろうとする知恵もなく、結局、その場しのぎの簡単な方法ばかりを選んでいるのも事実です。

ところで、エコ減税・LED電球等など、今、エコという言葉が頻繁に耳に目に入ってきますね。
もともと「エコ」とは、エコロジー(生態学)だったり、エコノミー(経済的)の意味の略として使われます。環境と経済はつながっているので環境問題を解決していけば、世界の経済も発展し、人々が安全で豊かな生活が送れるというわけです。

また、フランスの哲学者、ガタリ氏によると、総合的なエコとは、生態系、社会性、精神性の三本柱のバランスが取れているものをいうので、環境面、経済面、社会・文化精神面の三種類が持続可能でなければならないと提言しています。

そんなバランスのとれたエコを実践している人の1人に、アースウォーカーの称号をもつポール・コールマン氏(55歳)がいます。彼のエコ活動は、とにかく度肝を抜くものです。

今から20年以上前の1988年に上流社会の仕事を辞め、自然環境を保護することに人生を捧げようと決意し、アマゾンへ森林調査へ出かけます。
以来、4万7000キロ、39カ国を歩き、数百万人の人々に世界の森林破壊を説き、多くの支援を得て、数百万本以上の植樹をしてきました。
彼の目標は20世紀に戦争でなくなった1億人のためということですから1億本です。

イギリス出身の彼の半生は、世界を旅することといってもいいでしょうか。
子どもの頃から地球が大好きで、初めは英国商船にのって7年旅をし、その後10年間は、英国王室の友人である有名な資産家の奥様のお抱え運転手となり、彼女の旅行の手配をしたり、彼女のために世界の最高級品を探したりする優雅な生活をしていたそうです。しかし、旅の道中で環境破壊の現場を目にするにつけ、心が痛くなり自分も壊れてしまったといいます。
やがて、森の奥深い場所に数ヶ月間一人で住むようになり、「地球のために何ができるのか?」の答えとして「歩く」ことと悟りました。

彼は、ボスニアでの紛争で多くの命が消えていくのを目の当たりにし、サンフランシスコから1年間歩き続けて、戦地サラエボに到着します。
1995年4月22日のアースデイの日、サラエボに1本の木を植えました。
この日が、環境運動から平和運動のための植樹にチェンジした日になりました。

日本人妻の菊池木乃実さんの著書『木を植える男 ポール・コールマン』(角川書店)には、本当は歩くことが苦手な彼の横顔、危険な徒歩の旅、人々の温かいもてなしなどが詳細に述べられています。そして、今でも彼は笑顔を絶やさず歩き続けているそうです。

コールマン氏はこう語ります。「問題を解決する方法は必ずあります。大切なのは、環境をよくするという地球全体の意志を固めること。意思が固まれば、人は自ずと行動を起こします。ゴミを拾ったり、電気を消したり、水漏れする蛇口を直したり、レジ袋を断ったり、車を置いて歩いたり、木を植えたり」と。

あたり前のことですが、「エコ」は意識すれば、どこにいても、誰にでもできそうです。そしてまた、「エコ」は私たちと地球をつなげてくれる魔法のようでもあります。

誰でもが、魔法使いになれるとしたら・・・?!

きっと、地球にも、人にも優しくなることが、すべての「エコ」のはじまりということになるでしょうね〜♪

それでは、猛暑の夏、みなさま「エコ」でお健やかに・・・。

〜たちのゆみこ〜