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『七福神』めぐり ー2015年・ぐるっとめぐってみれば〜♪♪ー

今年も明けました〜♪
みなさま、初春は、いかがお過ごしでしたでしょうか??
あっという間に1月も終わりが近づいています。
さすがにお正月気分はおしまいとばかり、先人たちはこの時期を総して、「1月は行く、2月は逃げる、そして3月は去る〜!」と言っていたそうですが・・・?!

さて、どこのご家庭でも、「初春」と言えば、いろいろな願い事を心に秘めて、願かけをされる方も多かったことでしょう。

どれくらいの信心があるかはともかくとしても、今年、最初の「めーるきっず通信」は、『七福神』とは〜と言うことで、恵比寿・大黒・毘沙門・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋をめぐりながら、『七福神』それぞれの神さまの由来とその起源に注目してみようと思います。

題して、『2015年・ぐるっとめぐってみれば〜♪♪』をお届けいたします。

まず最初に登場される神さまは、十日戎でおなじみの、商売繁盛の「えべっさん」です。
えべっさんは、「恵比寿大黒」の別称もありますが、元々は海からやってこられた来訪神で、海の生業を守護する神さまです。

日本の神話では、イザナギ命とイザナミ命の間に最初に生まれますが、もともと身体が不自由だったので、葦舟に乗せて海に流し捨てられた蛭子命が、現在の兵庫県西宮の海岸に漂着されて、夷三郎大明神として祀られるようになったのが起源とされています。
釣竿とめでたい鯛を持っていて、とてもいい笑顔なので、その風貌と表情から、「エビス顔」と呼ばれ親しまれておられます。

次に有名な神さまが、「大黒さま」です。
大黒さまは、米俵の上に乗り、大きな福袋と打出の小槌を持っておられます。
その出立ちの通り、「大黒さま」は、食と財福の神さまです。
元々の由来は、インドの仏教神、マハーカーラ(大黒天)と習合して、日本では大国主命(おおくにぬしのみこと)が同一視されています。

根の国との因縁が強く、大国主命はネズミ(子)に助けられたとして大黒さまの使いは「ネズミ」だといわれています。

そして、次に登場していただくのは、勝負事で縁起をかつぐ神さまとして知られている、「毘沙門天」です。
かつて聖徳太子は物部守屋との戦いで、この「毘沙門天」に必勝の願をかけて勝利されたので、このことを機に、四天王寺を建立されました。
またさらに、「毘沙門天」を祀るために、奈良の百遊山のひとつの信貴山には朝護孫子寺を建てたといわれています。

「毘沙門天」は、インドのクベーラ神で、増長天、持国天、広目天の四神で四天王とし、別名を「多聞天」とも呼ばれています。
出立ちは武将姿で、右手に宝棒もしくは三叉戟、左手に宝塔をもっていることが多いです。

そして、芸能事や、財運を願われるなら「弁財天」、すなわち「弁天さま」でしょう。
表記にも「弁財天」と書いたり「弁才天」と書きますが、「弁」の字も詳しくは、弁財天は「辨」、弁才天は「辯」と表記されていることが多いようです。

日本の神様との習合は、宗像三神の市杵島姫(イチキシマヒメ)命で、財宝の神、美の神、音楽・芸能の神とされています。
元々はインドの河の神、サラスヴァティーなので水の神であることから、日本では巳(蛇)の神、宇賀神とも同一視されています。
出立ちは様々で、琵琶のような楽器を持っていたり、武器、宝珠、鍵など特別に決まっているわけではないようです。

次は、その風貌から、思わず笑みがこぼれる、お腹の大きな「布袋さま」です。
その名前の通り大きな袋を持っていますが、西洋では布袋さんのことを仏教のマイトレーヤとみなしています。丸々とした体をもった微笑みの仏さまは、笑い仏で、名前の由来は “愛する者”と言う意味から来ています。
釈迦に続く未来の仏陀でもあるマイトレーヤは、日本の弥勒菩薩とも言われていますが、同じ微笑みでも、あの出立ちと同一視するのは、ちょっと違うようにも感じますが、いかがでしょうか?

京都の黄檗宗・萬福寺では、中国伝来の由緒ある金色の弥勒仏像が祀られ、毎月8日が「布袋さんの日」として、今でも賑わっています。

さて、『七福神』で、あと残っておられるのは、「福禄寿」と「寿老人」です。
いずれも中国の神仙で、長寿を願うため、この二つが同一視されることが多いようで、「寿老人」は細く長くの白髭を生やし、不死の霊薬を含んだ瓢箪をもっておられます。

また、「福禄寿」は、その名前の通り、幸福と禄(財産)と長寿を願い、「寿老人」と同様に鶴・桃・鹿を伴っていることが多く、その姿は、とても頭が長いのが特徴です。

さまざまな信仰の対象としてあがめられ、願いを叶えてくださると言う『七福神』ですが、それぞれの神さまの起源を知ると、願いごとをするときの気持ちが少し変わるような気がいたします。

『七福神』それぞれの神さまの由来をぐるっとめぐって参りましたが、いかがでしたでしょうか?
今年もたくさんの「幸」が、みなさまのところに届きますよう、心よりお祈り申し上げます。

通信がみなさまのお手元に届く頃には、「節分」がやってきます。
旧暦(神代の時代)では、いよいよ季節が変わり、本当の意味で年を越す〜っと言うことですね。

それでは、本年も「めーるきっず通信」のご愛読、よろしくお願いいたします。

たちのゆみこ